両家の距離を縮め、婚約を形にするために結納や食事会を行います。
まずそれぞれの特徴を知り、どちらを行うか決める際の参考にしましょう。
結納とは
結納とは、正式に婚約を行う儀式で、地域によってやり方が異なります。
当日の流れは、まず結納品を会場に飾り、男性女性側の順で会場に入って座ります。
男性の父親が挨拶をして母親が結納品を女性側に納めます。女性側が全員で目録を見て、女性がお礼を言い、母親が結納品を飾り棚へ運んで受取書を男性側に渡します。
今度は女性の母親が結納品を男性側に渡し、女性の父親が挨拶します。男性側が全員で目録を見て、男性がお礼を言い、母親が結納品を飾り棚に運んで女性に受取書を渡します。男性の父親が締めの挨拶をして、会食となります。
結納の時期や場所
結納は挙式の3ヶ月前までに、大安か友引、先勝の縁起の良い日で午前中に行うのが一般的です。
女性の実家で行うのが慣習ですが、最近はホテルや料亭、レストランなどで行うようになりました。式場などで、結納品の配置や食事などがセットになった結納パックを利用することもあります。
女性側の実家に近い場所で行うのが一般的ですが、両家の中間地点で行うケースもあります。
結納の出席者と服装
出席者は当人と両家の親のみです。家族も出席できますが、事前に相手の親に伝えおきます。
服装は男性陣がスーツで女性陣がスーツかワンピース、着物などがフォーマルにします。両家で格差が出ないように統一しておきます。
結納の進行役と費用
仲人が進行しますが、いないなら両家の父親が、結納パックならスタッフが行います。
費用は結納金が90万円前後、結納品が18万円前後、結納返しが35万円前後、あと結納パックなら会場費が15万円位かかるので総額で150万円位です。
結納のメリットとデメリット
結納は本人同士に結婚するという自覚が生まれやすく、両親が結納を希望していれば喜んでくれます。更に厳かな雰囲気を感じられるし、両家の距離が近づくという利点があります。
ただ費用が結構かかるし、結納品が多いので準備が大変だし、堅苦しすぎるというデメリットもあります。
食事会とは
両家が顔を合わせて食事をしたり、婚約記念品やお返しを渡す場です。
流れはまず男性側の父親の挨拶に始まり、双方の家族を紹介し、男性が婚約記念品、女性がお返しを渡します。そして乾杯をして食事が始まります。
最後に記念撮影をして、男性側の父親か挨拶をし、本人たちが感謝を伝えてお開きとなります。
食事会の時期と場所
挙式の3ヶ月前までには行い、場所はレストランや料亭などで様々です。また、両家のちょうど中間地点など負担にならない場所を相談して決めます。
食事会の出席者と服装
本人と両家の両親のみですが、他の家族も出席できます。服装も男性陣はスーツで、女性陣はワンピースか着物、両家で差が出ないように相談しておきましょう。
食事会の費用
費用は料理代などが6万円前後で両家で折半するのが普通ですが、事前に相談して決めておきましょう。
また婚約記念品を渡す場合は男性から婚約指輪が35万円前後で、女性からの時計やスーツの仕立て券などのお返しは15万円前後となります。
食事会のメリットとデメリット
食事会は終始和やかな雰囲気で両家が気軽に会話できたり、費用もあまりかからないというメリットがあります。
逆に締りがなくてグダグダになり、親があまりよく思わなかったり、料理の好みを気にして会場選びに苦労するといったデメリットもあります。
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