年々、結婚式に関するトラブルが増えているようです。
独立行政法人国民生活センターがまとめた調査によると、毎年1,000件を超えるトラブルが報告させています。
トラブルの内容としては、キャンセルや打ち合わせ不足によるトラブルが多いようですね。
管理人ぽぽんが結婚式を挙げる際は、大きなトラブルはなかったのですが、友人の結婚式では色々と揉めた話しを聞いたります。
そこで、今回は独立行政法人国民生活センターの資料を参考にどんなトラブルが多いのか、結婚式準備で気を付けるべきポイントを紹介していきたいと思います。
結婚式トラブルの事例
見学当日に仮契約したけど、申込金(内金)が返還されない
長時間(5時間ほど)の結婚式場見学で疲れた状態に加えて、巧みな営業トークに乗せられ当日契約してしまうパターンです。もちろん、翌日にキャンセルしても内金が返金されない。
初めてのブライダルフェアや挙式見学ではテンションがあがります。そして、スタッフ全員から「おめでとうございます。」と言われ気分が盛り上った所に、本日限定の申込特典を提示されてよく内容を確認せずに申込みをするカップルが多いようです。
絶対にここ以外ありえないと思えない結婚式場でなければ、当日申込みは止めておきましょう。
参考記事はこちら⇒結婚式場の見学予定者必見!当日申込み割引には慎重な対応を
1年以上先の結婚式だけど、キャンセル料が申込金の100%
結婚式の予約はかなり先になるケースも珍しくありません。場合によっては、1年以上先の日付を予約するケースもあるでしょう。
このトラブルの事例でも、本日申込みを行えば約300万円の費用が230万円になると説明され、申込金20万円をクレジットカードで支払ったそうです。
その後、別の挙式に変えたくなりキャンセル連絡をしたところ、キャンセル料が100%と言われ申込金20万円は全額返金されないパターン。
十分に契約内容を確認せずに申込みしたしまった事が原因ですね。キャンセルの規定は十分に注意しましょう。
最終的な金額が100万円UP
基本パックに結婚式を挙げる際に必要なサービスやものが揃っている。と聞いて安心して契約したら、他にも色々とお金が掛かるパターンです。
実際に基本パックのような形式の見積は多いですが、本当に必要最低限の項目しか入っていません。
そのままの基本プランでやるととても寂しい結婚式になってしまう感じです。
極端な話、お花屋やエンドロール、ケーキが無くても結婚式を挙げる事はできます。けど、それがない結婚式って寂しいですよね、お色直しもやりたいですよね。
そんなこんなで要望を伝えていくと、当初予定していた結婚式費用から最終的に必要になる費用は大幅にUPします。
予定通りのサービスが提供されない
事前に申し込んでいたプランでは、ドリンクは飲み放題で種類は数十種類のはずなのに、当日はビールとワインのみだったりとか。温かい料理が提供されるはずが冷めた料理にだったとか。
申し込んだ・お願いしていたサービスと全然違うサービスにケースもあります。
これは防ぐにはなかなか難しいかと思います。一度に何組もの挙式を挙げるような式場ではスタッフも忙しくてばたばたして対応が遅くなる場合もありますね。
トラブルの原因はこれだよ
レポートでは、要約すると結婚式にまつわるトラブルの原因を下記としています。
- 初めての結婚式であり、契約を急かされ冷静さを失いがち
- 契約から挙式までの期間は長く、その間の打ち合わせなどで不信感が募りキャンセルに至る
- 様々な点を打ち合わせる必要があり、意思疎通がプランナーをしっかりできていないとトラブルに繋がる
具体的な問題点は下記になります。
当日申込割引を提示され、十分に契約内容を確認しない
軽い気持ちで、取り敢えず情報収集だからといったブライダルフェアでかなり魅力的な条件を提示されて契約してしまうようです。
これは確かにありえます。
返金に関する条件を確認せずに契約してしまう
日程を確保する為には申込金が必要と言われ、支払うケースが多いですが、この申込金に関する返金条件を確認しておかないとトラブルになりやすいです。
本契約ではないので軽くしてしまいがちですが、しっかりと返金条件を確認しましょう!
キャンセルの条件(金額・期間)を正確に把握していない
正式な契約を行う際は、書面で交わすことになりキャンセルに関する規定もその書面に書いていますが、裏面に小さく書いていることが多いです。
口頭で説明されていないケースではちゃんと確認せずに契約してしまい、のちのちトラブルのもとになります。
キャンセル条件に関しては、しっかりと確認しておきましょう。
契約当初の金額と最終見積の金額差が大きい
通常、契約後に担当プランナーと何度も打ち合わせを行いながら、挙式内容や料理、演出、ドレスなどを決めていき最終的な金額を決める事になります。
内容次第では、当初予定していた金額から大きく上げるケースもあり、こんなはずじゃなかったとトラブルになります。
担当プランナーが使えない。合わない
何度も説明した事を覚えていない、又は、お願いしていた事をしていないなど。担当プランナーにも当たりはずれがあります。
ハズレが担当になると悲惨です。挙式当日に行いたい演出がスムーズに進まなかったり、ゲストの好き嫌いに合わせた料理やドリンクの提供をお願いしていたのに、提供されていないなど。
そんな場合は、早い段階で担当プランナーを変えてもらうようにお願いしましょう。
これから挙式見学する人に対するアドバイス
色々トラブルはありますが、アドバイスは下記になります。
- 基本的に、当日申込みはしない
- 返金条件と申込内容はしっかり確認する
- 最初から自分達の結婚式イメージ・予算をはっきりと伝える
- 担当プランナーとは仲良くね
まとめ
いかがでしたか
自分は大丈夫とか思っている人ほどあぶないですよ。
騙されるひとに多いタイプは、「自分は騙さない」と思っているひとです。結婚式に関するトラブルは騙されるといった表現は適切ではありませんが、初めての結婚式では分からない事が多く、冷静な判断がしづらい状態になるケースもあります。
十分に注意してくださいね。