結婚式を前にして「どうせなら今までで一番綺麗な私で式を迎えたい!」と思うのは花嫁としてはごくごく自然なこと。
そんな花嫁さんに人気なのがブライダルエステですが、普段エステなんて行ったこともなく、よく分からない人も多いはず。
しかし、そんなあなたもこの記事を読めば大丈夫!エステ初心者のために、ブライダルエステに関する必要な知識をまとめました。
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ブライダルエステと普通のエステの違いって?
そもそもブライダルエステって普通のエステとどう違うのでしょうか。
それは共通する、明確な目的があること。
通常のエステのように全身のシェイプアップや美容効果を求めて行うのではなく、ウェデイングドレスを着た際に露出する箇所を中心に施術を行います。
式まであまり日数がない状態でブライダルエステを始める人も多いので、体型に大きな変化をつけるというよりも、「今の身体を最大限に綺麗にする」ためのシェービングや肌を美しく白くするスキンケアを重点的に行うのが、ブライダルエステの特徴です。
お金はどれ位必要?相場を知りたい。
ブライダルエステはどのくらい通うのかで、もちろん費用も大きく変わってきます。
結婚式の前は何かとお金がかかるので、自分のために行うエステはなるべく費用を抑えたいという花嫁さんも多いはず。
どのくらいの料金なら、最低限満足いく施術を受けることができるのでしょうか。
最低限のケアなら2万円あれば十分!?
なるべく安くブライダルエステをしたいなら、予算は2万円でOK。これだけあれば、最低限のシェービングとフェイシャルケアを受けることができます。
まずはこのくらいの予算でエステに通ってみて、途中でメニューを追加する花嫁さんも多いようです。
二の腕など痩身もしたいなら◯十万円…?
シェービングやフェイシャルに加えて、気になっている体型のたるみをなくしたり、セルライトを除去したり、せっかくの機会に身体の悩みもエステで解消したいなら、予算は一気に高くしなければなりません。
身体の悩みをきちんと解消するには、基本的に3カ月以上はエステに通うのがおすすめ。そのため料金も高くなり、約15から20万円が相場となります。
なるべく安いメニューで抑えたいなら、あらかじめカウンセリングのときにしっかりと予算を伝えておくといいでしょう。
エステに通うのは式何日前から?
「式まであまり日数がない状態でブライダルエステを始める人も多い」と言いましたが、実際どのくらい前からエステサロンに通うのがいいのでしょうか?
ブライダルエステに費やす日数と併せて紹介します。
エステの期間は大きく分けて3プラン
ブライダルエステにかかる期間はプランによって異なり、大きく分けると以下の三種類があります。
- 半年から一年のプラン
- 三カ月から半年のプラン
- 1カ月のプラン
1カ月のプランもあるなんてびっくりですね!
式まで間もない人でも、このように少しでも綺麗になることができるんです。
逆にいうと、たとえ少しの効果だとしてもエステを受けたいという人が多いということ。
それぞれのプランで施術内容や式当日までの効果、もちろん費用にも大きな差が出るので自分にあったプランを選ぶようにしてください。
自分史上最高の美しさへ!半年から一年プラン
時間に余裕がある人や心配症なあなたには、半年から一年のプランがおすすめです。
カウンセリングからじっくり時間をかけて、肌の悩みはもちろん、短い期間では効果を出しにくい体型の悩みまで、きちんと解消することができます。
長い間通うので、サロンを決めるときにはいくつか体験をしてみるのがおすすめ。
金額は20万円から30万円を目安にするといいでしょう。
迷ったらこれ!3カ月から半年プラン
ブライダルエステで一番利用者が多いと言われているのが、この3カ月から半年のプラン。
肌のシェービングやホワイトニングだけでなく、二の腕の引き締めなどのメニューも受けることができます。体型の効果は人それぞれですが、お肌のお悩みは確実に解決できる人が多いようです。
料金相場は10万から15万円です。
式直前の駆け込み!1カ月プラン
1カ月プランでは施術できるメニューが少ないので、多くの場合フェイスウォッシングとシェービングが中心のコースになります。
そのため1Day完結コースもあり、お仕事で忙しい方や既にお子さんがいる人でも安心。
料金は2万から5万円、それ以下になることもあるでしょう。
ブライダルエステでよく見る用語解説
ここではブライダルエステを調べているときによく目にするけど、実はあまり理解できていない人も多いエステの専門用語を簡単に解説していきます!
シェービングとは
産毛を全て取り除いて白くてツルツルのお肌にすること。
資格保有者しか施術できないカミソリでのレザーシェービングと、電動カミソリによるソフトシェービングの2種類があります。
電動カミソリを買って自分で処理をすることもできますが、ソフトシェービングには剃り残しも多いので、サロンでの本格的なレザーシェービングがおすすめです。
フェイシャルとは
ニキビやしわ、たるみやくすみなどお顔のお手入れ全般を指します。
専用のクリームなどを使って、ハンドトリートメントで毛穴や表面の汚れを落とし、肌のトーンを上げることができます。レーザー光を利用するレーザーフェイシャルも人気です。
ハンドマッサージの施術では血流をあげることで顔のむくみを取り除きます。これによって小顔になることもできちゃいますよ!
デコルテとは
ウェデイングドレスを着た時に露出しやすい首から胸元にかけた部分をケアすること。
年齢が最も出やすいと言われており、肌のぶつぶつやくすみを気にしている人も多いのではないでしょうか。
最近では痩せ型の女性が多く、デコルテがガリガリでドレスが綺麗に見えないという相談もあるそうで、そういった悩みもリンパマッサージで血流をよくすることで解消することができます。
ウォッシングとは
泡による洗顔。ふわふわの泡を使ってプロの手によるウォッシングを受けることで、皮脂の脂や汚れ、見えない角質などを洗い流すことができます。
人に顔を洗ってもらうことはリラックス効果にもなり、結婚式の準備でマリッジブルーになりがちな心身ともに癒してくれる施術です。
クレンジングとは
もちろんただ化粧を落とすだけではありません。くすみのもとになる、肌の深層にある角質を落とす施術。
古い角質を落とすことは、肌のトーンを上げるだけではなく潤いや弾力を取り戻すことにも繋がります。
透明感も出てくるので、エステサロンでクレンジングをしてもらっただけで、いつもよりも若く見えると感じる人もいるようです。
セルライトとは?
ダイエットをしたことがある方なら一度は聞いたことがあるだろうこの言葉。
長年溜まった脂肪が水分や老廃物などを巻き込んで、ガチガチに凝り固まってしまった状態をいいます。
ギューっと太ももなどを絞ってみて、皮膚にボコボコとしたものが浮き上がってきたら、それがまさにセルライトです。
自分ではなかなかほぐすことができないので、エステサロンで少しずつ減らしていく人が多いです。
リンパマッサージとは?
上手く働いていないと体のむくみやコリの原因にもなる「リンパ」の流れをよくするマッサージのこと。
肌の老廃物がよく排泄されるようになってくすみがなくなったり、新陳代謝がよくなって痩せやすくなったり、肩や首のコリ・痛みが和らいだりと、ブライダルに関係なく女性に役立つ効果だらけの施術です。
筋肉の緊張もほぐれ、自然にリラックスすることができますよ。
デトックスマッサージとは?
身体の中にある見えない毒素を排出することに特化したマッサージ。
ウェディングドレスを着た時に気になる背中や二の腕、また普段は見えないわきの肉まで、老廃物を排出させてスリムでスッキリしたボディラインをつくることができます。
サロンでの施術の間に自宅でケアを続けることで効果はさらに上がりますよ!
よくある質問&回答
少しでも疑問がある場合は、事前に調べるか直接お店に聞いてみましょう。
質問:エステを受けられるのが1日しかない。意味ある?
たった1日だとしても効果は確実に生まれるので、できれば1日でもいいからサロンに行くことをおすすめします!時間がない場合はシェービングとお顔のクレンジング・ウォッシングだけに絞って施術を受けましょう。
質問:妊娠中だけどブライダルエステって大丈夫?
妊娠5ヶ月以降、安定期に入っていればブライダルエステを受けても大丈夫です。
ただし身体が敏感になっているので、普段よりも化粧品などで肌の異常が起きやすい場合があります。
できればエステに行くことをお医者さんにあらかじめ相談をし、サロンにいくときには必ず妊娠中であることを伝えることを忘れないでください。
シェービングやフェイシャル、マッサージなどブライダルエステに必要な施術はほとんど受けることができます。
質問:初回のカウンセリングは、どんなことを聞かれるの?
カウンセリングでは挙式日の確認や、肌や身体について悩んでる部分について聞かれます。
ドレスのデザインについて聞かれる場合も多いので、あらかじめ着る予定のウェディングドレスの写真を持っておくとスムーズ。
予算についても、カウンセリング時に伝えておくと安心です。
質問:定番・人気コースは何ですか?
ブライダルエステに訪れる人が必ず行うのは全身のシェービング。
ウェディングドレスは普段は気にならない背中やデコルテを大きく露出することも多いので、産毛をつるつるにして綺麗な肌を見せたいという花嫁さんがたくさんいます。
産毛を剃ることで肌のトーンも上がり、さらにドレスが綺麗に見えるんですよ。
よくあるトラブル事例と回避・対応策
備えるにこしたことはありません。トラブル事例と対策を知っておきましょう。
トラブル事例1:お肌のトラブル
エステの施術で肌が荒れてしまって、挙式前の写真撮影の日をずらさなくてはいけなくなりました。
スタジオにはキャンセル料を払ってもう一度撮影の申し込みをしなければなりませんでしたし、夫の両親は遠方に住んでいるのにわざわざ写真撮影のために東京に来てくれていたので、すごく申し訳なかったです。
対策・回避策
肌の弱い花嫁さんは特に気をつけなければならないのが、ブライダルエステが原因で肌が荒れてしまうこと。アレルギーが出やすかったり、化粧品によって肌荒れがひどくなりやすい場合にはカウンセリングで必ずそのことを伝えましょう。
多くのサロンでは、施術を始める前にアレルギーの確認のためパッチテストなどを行いますが、不安な人は使用する化粧品などの成分まで確認しておくのがおすすめ。オーガニック製品しか使用しないというエステサロンもあります。また、以前自分が肌荒れを起こした化粧品があれば、サロンへ持っていくのもいいでしょう。成分が似た製品は使わずに施術をしてくれる場合があります。
最も大事なのは、写真撮影や挙式の直前に初めてのエステの予定を入れないことです。とくに体験メニューなどを受けるときには、撮影や挙式の3カ月前を目安に予約するのがおすすめです。
トラブル事例:痣ができる
初めてのエステだったのでフェイシャルとシェービングだけのメニューでしたが、スタッフさんに勧められて痩身マッサージも追加。
しかし施術はものすごく痛くて、終わったときにはすごい痣ができていました。夫に内緒でブライダルエステに通っていたのにバレてしまって、少し喧嘩をしてしまいました。それに職場でも目立ってしまって恥ずかしかったです。
対策・回避策
痩身マッサージやセルライト除去のマシンを使用した施術で、あざや内出血になってしまう人は実は少なくありません。
もともと自分が痣ができやすい体質なら、エステティシャンにあらかじめそれを伝えておきましょう。力加減を少し弱めにしてくれたり、こまめに肌の様子を確認してくれるはずです。
また、セルライト除去などはどうしても痛みを伴うものですが、施術中に本当に強い痛みを感じたときには、きちんと伝えることも大事です。効果が出るマッサージは痛いものだというイメージを持ってる人もいますが、エステティシャンが適切な箇所をマッサージできていなかったり、マシンの設定が通常と異なるなどサロン側のミスの可能性もあります。
結婚式前の大事な身体に触れられる相手なので、エステティシャンには気になるところがあったらすぐ言えるようにしましょう。
トラブル事例:背中の赤みが消えない
背中が開いたドレスを着る予定だったので、ブライダルエステでシェービングしてもらうことにしました。挙式前に初めてサロンに行くのは少し不安があったので、まずは前撮りの前にお願いすることに。
背中の産毛がどのくらいで生えてしまうのかわからなかったのですが、せっかくエステに行ったのに撮影までに産毛が生えてしまったら勿体無いので、撮影の2日前にサロンを予約しました。
しかし背中のシェービングを終えると背中に痛みが。施術後クリームなどでケアをしてみましたがなかなか治らず、赤みも続いて結局撮影した写真は背中の部分を加工してもらうことに。追加料金もかかってしまいました。
対応・回避策
実は背中の肌は、普段みなさんが日常でケアしている二の腕や膝より格段に弱いんです。そのため、カミソリ負けや痛みが残ってもきちんとカバーできるよう、シェービングの施術日は前撮りや挙式の1週間以上前にするのがおすすめ。
中にはカミソリ負けがひどくて、ドレスを着れなくなってしまう花嫁さんもいるようです。エステサロンが初めてだという人は、特にスケジュールには余裕を持つようにしましょう。
必ずチェック!契約するとき注意するポイント
ブライダルエステは結婚前の大事な身体に関わる、大きな買い物です。
プランによっては1年近くそのエステサロンに通うことになりますし、本当に自分が納得したサロンで納得できるコースを契約したいですよね。
初心者の人は特に必ずチェックしておきたい、契約時に注意すべきポイントを紹介します!
1.プランや金額・支払い方法に間違いがないか
やはり一番大事なのはエステにかかる料金ですよね。自分が選んだメニューの金額はもちろん、そこに追加される料金がある場合はきちんと確認しておかなければなりません。
エステサロンによっては、年会費や会員登録料がかかる場合があります。また、使用する化粧品の購入が必要なサロンもあるので、プランの金額だけでなく全部合わせて結局いくら支払うのかハッキリさせておかなくてはなりません。
支払い方法は一括でなく、ローンやクレジットカード払いを希望する人が多いです。自分の希望する支払い方法が可能かどうかも確認しましょう。
2.担当者は毎回同じか・指名はできるのか
ブライダルエステにはいろいろなメニューがあるので、施術内容によって担当者が変わってしまうこともあります。
肌の弱い人や、妊娠中の人は特にいろいろ気をつけてほしいことも多いので、できればカウンセリングをしたエステティシャンに継続して担当してもらいたいですよね。
お願いすれば毎回同じ担当者にしてくれるサロンが多いので、その場合はきちんと伝えておきましょう。
3.予約がしやすく継続して通えるか
ブライダルエステには通う回数が決まっているコースがありますが、人気サロンの場合1カ月以上前でないと予約とれないなんてこともあります。
そうなると、早め早めに予約をしておかないと、挙式までに決められた回数通うことができないケースもあるんです。
通うサロンが予約しづらいときには、あらかじめ全行程の予約を契約時にしておくことをおすすめします。
また、「3回完結コース」を契約するなら、もしも挙式までに3回行けなかった場合はどうなるのかなども確認しておきましょう。
おさらい
この3つをきちんと確認しておけば、初めてエステを契約するときにも、とりあえず安心です。
心配性な人はエステサロンが倒産した時の対応まで確認しておくと安心ですが、なかなか直接は聞きづらいので、こうしたことは契約書の記載をチェックしてください。
クーリングオフ(契約解除)するときの基礎知識
ブライダルエステを契約後、冷静に考え直してみて、やっぱりサロンを変えたくなったり、もしくは費用の問題でエステをキャンセルしなくてはならなくなったり。そういった可能性はどの花嫁さんでも十分に考えられます。
そんなとき、契約した内容をクーリングオフするためにはどうすればいいのか。
エステを契約するときには、確かに契約解除のことなんて考えたくはありませんが、最低限の知識は抑えておくことが大事です。
そもそもクーリングオフってなに?
クーリングオフとは、何かを契約した後、一定期間内であれば無条件に契約を解除することができる制度です。
消費者の権利を守るためのもので、例えば「訪問販売でセールスマンの強引な対応に困り、つい勢いで契約してしまった。でもよく考えてみると必要ないし、やっぱり解約したい…」そんなときに適用できます。
ブライダルエステでも、このクーリングオフが使えるんです!
しかしクーリングオフを適用するためには条件があります。
条件1:契約金額が5万円以上
契約金額とは、消費税なども含めた支払い総額。
支払い金額が5万1円以上なら適用できます。
条件2:契約期間が1カ月以上
適用されるのはエステの契約期間が1カ月以上のプランのみ。
3日間完結メニューや、1回完結型のものでは適用されません。
たとえば週に1回の施術を4回セットで契約した場合には、4回目の施術日によっては契約期間が1カ月を満たない場合はがあるので注意しましょう。
条件3:契約から8日以内
ここでいう契約とは、契約書を受け取った日。その日から8日以内にクーリングオフを通知する書面を発送すれば、クーリングオフの適用内となります。
これが1日でも過ぎてしまうとクーリングオフはできないので注意してください。
クーリングオフ適用期間を過ぎても中途解約はできる!
以上の条件を満たしていない場合、例えば契約から9日以上経過してしまった場合でも、中途解約をすることはできます。
しかし中途解約には費用がかかります。
まだエステを受けてない場合には費用は2万円ほどで済みますが、既にエステを受けてしまったときはもちろんそのサービスの費用も支払わなければなりません。
まとめ
これだけ読んでおけば怖くない、エステ初心者のためのブライダルエステに関する基礎知識や、よくある質問・トラブル事例について詳しく紹介しました!
これだけ読めばひとまず安心です。
あとは直接エステサロンに問い合わせて、まずはお得な体験コースからチャレンジしてみるといいでしょう。
短期間で効果が出やすいブライダルエステで、今までに見たことがないような綺麗な自分で結婚式当日を迎えられるといいですね。