遠方のゲストにとって気がかりなのは、会場までの交通費と宿泊費です。
ゲストの側からは言い出しにくいことでもありますので、招待する側が交通費や宿泊費の負担について明確にしてあげましょう。
全額負担が基本ですが、難しい場合でも招待した側が半額は負担するべき費用です。
交通費/宿泊費の用意する時のポイント
全額負担が難しい時には
基本的には交通費も宿泊費も、招待した側(新郎新婦)が全額負担することになります。
しかし、遠方からお招きするゲストの数によってはびっくりするような金額になってしまうこともありますね。
どうしても予算の関係上全額の負担が難しい場合には、ゲストにもきちんと伝え、半額負担でも出席してもらえるかどうかをきちんと確認しなければいけません。
「遠方で結婚式をします。交通費と宿泊費を半額しか負担できず申し訳ないのですが、それでもよろしければご出席ください。」と素直に伝えましょう。
各種割引や金券ショップを利用する
全額負担で予算が厳しいと嘆く前に、交通費や宿泊費の早期予約割引や金券ショップでのチケット、パッケージプランなども確認してみましょう。
結婚式の日取りは早くから決まっていることがほとんどですから、飛行機などは半額に近い金額で予約ができることもあります。新幹線も早期の割引や往復割引を利用すればずいぶんと費用を抑えることができるでしょう。
また、交通費と宿泊費をパッケージにしたプランでかなりの割引になることもあります。当たり前の方法でチケットやホテルの予約をする前に、少し角度を変えて考えてみると予算を大幅に抑えることも可能です。
渡す時のポイント
全額負担の場合には、チケットとホテルを新郎新婦側で手配するので、招待客に事前にチケットをお送りして宿泊施設の場所をお伝えしておきます。
半額負担の場合には、「お車代」として結婚式の当日にお渡しします。
受付のタイミングで係りの人から渡してもらうのがスマートですが、式が終わった後で新郎新婦から挨拶を兼ねて直接手渡しをしても喜ばれるでしょう。
「お祝いは結構です」はマナー違反!?
交通費や宿泊費が負担できないからといって、「お祝いはいりません」という人もいるようですが、これはゲストに失礼に当たるということを覚えておきましょう。
ゲストからすれば手ぶらで出席することになりますから、大変居心地の悪いものです。ゲストの心理的な負担になりますので、お祝いと交通費を相殺しようとする方法は避けたほうが無難です。